• ゆっきー監督

ゆっきー監督のサブカルチャー談義19

お久しぶりです。ゆっきー監督でございます。


だいぶ談義を放置してしまいました…。というのもとにかく、脚本→撮影→編集をただひたすらに繰り返していたからでございます。


おかげさまで今年の勝負作の二本「夜空のサーカス団」と「劇場版年男と山田」がついに完成しました。この二本、劇場公開されるのを願うばかりです。


さて、そんなこんなで久しぶりのサブカル談義ですが、今回はこちら!




もはや全然サブカルではない「ウォーキングデッド」について談義しましょう。(上記の映像はフォックス公式のネタバレ映像なので、未視聴の方は見ないように)


実は僕は邦洋問わず「連続ドラマ」というものはほぼ見ません。嫌いではありませんが、やはりお茶の間に合わせた作りになってるがゆえ、どうにも物足りなさを感じてしまうからです。


そして


長い…。とにかく時間をくってしまうので、敬遠しております…。


そんな矢先、世界各国で未曽有の危機を起こした新型コロナ。


まずはコロナで亡くなった方々のご冥福をお祈りいたします。


チーム西の森としては、ラジオも撮影も自粛


個人的な仕事も自粛


とにかく自粛自粛で、4月から人生初とも言えるほど待機時間がありました。その間に年男の編集、新編集ソフトの勉強などやることはたくさんあったのですが、ここは一つ、普段は敬遠していることに時間を割いてみようと考え、「連続ドラマ」を見ることにしました。


我が家はユーネクストに加入しているので、ユーネクスト内のドラマを検索していると、目についたのがこの「ウォーキングデッド」でした。


アメリカドラマで記録的な視聴率を誇るという評判は聞いていて以前から気にはなっていたのですが、いかんせん2020年5月現在でシーズン10まである、と…。


平常時なら間違いなく腰が引ける超大作です。リアルタイムで見ている人ならまだしも、今さらシーズン10まで追いかける気力はなかなか持てません…。


でもステイホームしている今なら、と気合いを入れて約10年分の映像を追いかけることにしました。


アメリカドラマというと誰もが「映画に負けないほどのスケール」を想像しますが、この「ウォーキングデッド」はまさにの一言。


作り込みが半端ない。物語はもちろん、映像、音楽、美術、CGなど、全てにおいて世界トップクラスのクオリティです。


連続ドラマでこのレベルって…


アメリカの娯楽作品に対するパワーは相変わらず圧倒的です。はっきり言って下手なハリウッド映画より「ウォーキングデッド」の方がよほど映画になってますね…脱帽するしかありません。視聴率の記録更新も素直に頷けました。


僕は一ヵ月かけてなんとかシーズン10に追いつきましたが(とにかく暇さえあれば見まくりました)シンプルに面白かったです。ゾンビが苦手な方は別ですが、誰が見ても面白く感じるのではないでしょうか?


とはいえサブカル感は一切なく超ド級の娯楽大作をなぜ今さら談義するのか?


それは「ウォーキングデッド」におけるゾンビが、現在のコロナに置き換えることができるからです。


ウィルスかゾンビか?の違いだけで、現在世界各国の人間が置かれている状況は、まさに「ウォーキングデッド」の世界に近いと言えるでしょう。


生と死、モラル感、経済、など、たまたまこの時期に見てしまったせいか、僕にはゾンビがコロナウィルスに見えて仕方ありませんでした。


世界が窮地に陥るほど、人の心には魔物が住み、仮想敵、仮想味方を作り出し、疑念や信頼を生んでいく。紙幣にはもはや価値がなく、心の指針を失いながら人はただ生きるために生きていく。


政府はもはや打開する術もなく後手後手に回り、結果、人は知ることになる。


信じられるのは自分の力のみ、と。


もちろん「ウォーキングデッド」と現在の世界が一致しているわけではありませんが、下手するとこうなるよ、という完璧な悪しき一例となっているように僕は感じました。


多分スタッフ達も「俺達やばいもん作っちまったんじゃ…?」と今頃思ってるかもしれませんね。


ストーリーについて語るとネタバレになってしまうので語りませんが、主人公のリックが強く、そして脆いのが、非常に素晴らしいですね。絶対無敵の主人公ではなく、時に致命的なまでに間違えながら、とにかく生きることに誠実なリック。


そんな良くも悪くも人間的なリックを支える仲間達がまた素晴らしい。「ウォーキングデッド」がここまでヒットした理由は、キャラクター全員が活き活きしてるからだと断言できます。


リック一人が「主人公」だったらこの作品はここまでヒットしなかったでしょう。仲間達もまた主人公として、全員がキーパーソンになっているのでリックが出てこなくても、充分面白いんですよね。


でもやはりリックがいないとどこか不安になる、というこの気持ち。


この辺のキャラクターバランスが本当にすごい作品です。中にはあまり好みじゃないキャラがいても、死んでほしくない!つい思ってしまう悔しさもあり…


完全に制作サイドの思うつぼです笑。


とはいえ、ここまで長い作品で主要キャラが1人も死なない、なんてことはやはりありません。


一体誰がいつ死んでしまうのか?


こんな見方も楽しいです。


シーズン10まで観た個人的な感想としては、正直シーズン4前後辺りで若干テンションが落ちてしまいましたがシーズン6から一気に巻き返します。


もし今から観る人がいれば、とにかくシーズン6、7まではなんとか追ってください。衝撃的な展開が待っています…。


呼び情報一切なく何も知らずに見ていた僕は、ガチで


「え!?マジで!?マジかよおい!!!!」


と叫びました。


そしてシーズン9でまた衝撃的な展開が…。


要所要所で、ターニングポイントを作るのはさすが一流スタッフですね。悔しいけれど脱帽です。


「ウォーキングデッド」は現在の世界情勢のこともあり、ものすごく色々考えさせる作品です。コロナが流行らなければ、僕の中でも「ただ面白かった娯楽大作」でしかなかったかもしれません。


でも今見ると、かなり「生きる」ということについて考えてしまいます。


仮にコロナが収束しても世界が元に戻るのにはだいぶ時間がかかるでしょう。いや、もしかしたら元には戻らないかもしれません。


そんな時我々はどう生きるべきか?


リック達のように、極限状態でもなんとか生き延びるしかありません。


その為には、今この瞬間出来る限りの準備をする必要があるでしょう。


僕も今後の生き方というものを今、真剣に考えています。


今こそ、コロナにもゾンビに負けない強さを手に入れなければいけません。

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